三菱重工環境・化学エンジニアリング、「Skillnote」を導入
コンサルサービスを活用した力量体系の整備とシステム導入により包括的なデータ活用環境を構築

~スキルデータ活用による組織的な技術伝承を推進~

製造業のスキルマネジメントを牽引する株式会社Skillnote(本社 東京都千代田区、代表取締役 山川隆史、以下Skillnote)は、三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社(本社 神奈川県横浜市、代表取締役社長 菱沼隆之、以下 MHIEC)がクラウド型スキルマネジメントシステム「Skillnote」を導入したことを発表します。MHIECのエンジニアリング統括部が管轄するエンジニア約500名を対象に、2022年11月から運用を開始しています。これによりMHIECは、力量管理をデジタル化し、スキルデータに基づいた組織的な技術伝承と人材育成が可能になります。

MHIEC は、都市ごみ焼却発電施設や産業廃棄物処理施設、下水汚泥処理施設などの環境プラントの設計、建設、アフターサービスをまでを手掛ける総合エンジニアリング企業です。事業計画段階から、施設・設備の設計や調達、試運転から稼働後の運転支援、保守・点検、改善・改造提案と、環境プラントのライフサイクルを総合的にカバーしています。

(MHIECが手がける「川崎市橘処理センタープラント建設工事プロジェクト」)

今回、MHIEC が導入した「Skillnote」は、従業員のスキル情報、教育情報、資格情報の一元管理と、育成計画の立案、進捗管理を実現するクラウドサービスです。これまで、ものづくり産業のお客様を中心に数多くの信頼と評価の声を頂き、導入企業数も拡大しています。

Skillnote導入の背景

MHIECは、取り扱う製品群や提供サービスも多岐にわたり、多くの部門に様々な職種のエンジニアが従事しています。エンジニアリング統括部では、エンジニアの技術伝承と人材育成を重点テーマとして掲げ、伝承すべき技術の明確化や力量管理の見直しなどの取り組みを進めています。その中で、エンジニアが持つ力量*を正確に把握し、それらのデータを活用するための基盤作りが必要となっていました。しかし従来の力量管理は、ISO認証を目的にExcelや紙の帳票を使用していたため、組織改正や人事異動の際の評価情報の引き継ぎや、記録の手直しなどの煩雑さが負担となっていました。また、力量評価マップ(スキルマップ)と育成計画などの情報が関連付けされていないことも課題となっていました。

*「力量」とは、個々の業務に必要なスキル(技能)、知識、資格、経験等の能力のことをさす。

技術教育においては、各キャリア・階層別に求められる教育を整理した体系図はあるものの、部門ごとの専門性の違いなどもあり運用・管理は各部門に一任されていたため、部門間における管理のバラツキや、実際の教育カリキュラム選定や若手向けのOJT教育が指導員に属人化され教育の質に濃淡があることが課題となっていました。こうした背景から、力量管理のデジタル化による効率化と情報の一元管理ができるシステムの導入を検討していました。

Skillnote選定理由

導入の決め手には大きく3つのポイントがあげられます。

・組織全体だけでなく部門単位でもスキルデータを管理可能
フォルダ分けのように部門別の階層構造を作ることができるため、組織全体だけではなく、部門別の力量も把握することができること。

・利用者の負荷軽減につながる機能や操作感
従来のISO認証のための力量管理は、Excelによるスキルマップと紙の帳票による管理であったため、情報検索や複数の帳票への記録などに手間がかかっていました。Skillnoteでは、これらが一つのシステム内で完結でき、さらに、Excelに類似にした画面設計となっているため、容易に操作することができます。

・”力量情報”を活用した育成計画の立案やデータ分析
力量マップと育成計画機能が連動しているため、力量マップから保有するスキルや資格などの力量情報をもとに、数回のクリックで育成計画を作成することができること。また、分析機能により、登録している力量情報からデータ分析も容易にしやすいこと。加えて、ISOに対応した帳票作成機能や建設業で必要な資格の有効期限や資格者数の管理が可能な点も評価されました。

さらに今回は、 「Skillnote」のシステム導入前に、力量管理の設計と運用を支援するスキルマネジメントコンサルティングサービスをご活用いただきました。
スキルマネジメントコンサルティングサービスに関する詳細はこちら。
https://www.skillnote.jp/skillmanagement/

三菱重工環境・化学エンジニアリング株式会社 エンジニアリング統括部 藤原様のコメント

「私たちは、エンジニアの技術伝承や人材育成の強化を目的に、力量体系の整備や力量の評価基準の見直しを実施してきました。その中で、スキルや資格、教育記録などの情報を一元化し、力量情報を利活用するための手段として「Skillnote」を導入しました。システムの導入前から、Skillnoteのコンサルサービスを活用し力量体系の整備からサポートに入ってもらい、システム運用を見据えたデータ活用環境を構築できたと思っています。今後は、メンバーの力量情報を様々な切り口で分析することで、人材の早期育成や多様化、技術保有者の推移から早期の打ち手にも寄与できると考えています。ここで効果が得られれば「Skillnote」で力量評価する部門を全エンジニア部門以外にも広げられるのではと考えています。」

三菱重工環境・化学エンジニアリングが登壇するオンラインセミナーを開催

“技術伝承”や“人材育成”を推進するための、力量体系の見直しやシステム選定、社内協力を得るコツとは?
開催日時:2023年6月6日(火)11時~
こちらのサイトからお申し込みください。
https://www.skillnote.jp/news/seminar_20230606/

スキルマネジメントシステム「Skillnote」について

「Skillnote」は、製造業において従来Excel等で管理されてきたスキルマップ(力量管理表)を一元的に管理・運用することのできるクラウドサービスです。現場のスキル/教育データがクラウドに登録され見える化が進むことで、スキルデータを活用した計画的な人材育成・人材配置を実現し、技能伝承、多能工育成、即戦力化といった製造業の人材管理に関する課題解決に貢献します。

・力量管理の詳細については以下のサイトをご参照下さい。
「力量管理」の基本と活用方法のポイントとは
https://www.skillnote.jp/knowledge/skill/

株式会社Skillnoteについて

「つくる人が、いきる世界へ」というビジョンのもとに、ものづくりにおける人の成長を科学し、ものづくりに関わる全ての人がいきいきと働く社会の実現を目指しています。
会社名:株式会社Skillnote
所在地:東京都千代田区神田錦町2-2-1 KANDA SQUARE 11F
設立:2016年1月
資本金:5億1,476万円(資本準備金を含む)
代表者:山川 隆史
事業内容:製造業にフォーカスしたスキルマネジメントシステム「Skillnote」の提供
HP:https://www.skillnote.jp/

*本プレスリリースに記載されている会社名・製品名は、各社の商標または登録商標です。
*本プレスリリースに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。


本件に関するお問い合わせ先
株式会社Skillnote
担当:広報担当
電話:03-6262-5040
E-mail: pr@skillnote.co.jp

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