日本航空電子工業、技能伝承と社員の保有スキル明確化の基盤として「Skillnote」を導入

力量管理の効率化と、計画的な人材育成を目指す
 製造業の人材課題をスキルデータで解決する株式会社Skillnote(本社 東京都千代田区、代表取締役 山川隆史、以下 Skillnote)は、日本航空電子工業株式会社(本社 東京都渋谷区、社長 村木正行、以下 日本航空電子工業)が航機事業部の従業員約200名を対象に、「Skillnote スキルマネジメントシステム」(以下、「Skillnote」)を導入したことを発表します。力量管理の効率化に加え、高齢化による喪失可能性がある技能の特定や、従業員個人の保有力量の可視化を行うことで、計画性のある技能伝承と従業員のスキルパス(※)の明確化を支援していきます。

※ スキルパス:職種や役割ごとに必要なスキルを整理し、習得すべきスキルを基に将来の成長ステップを示すもの

 日本航空電子工業は、1953年の創業以来、コネクタ事業、インターフェース・ソリューション事業、航機事業の3つの事業分野で幅広い製品を展開してきた企業です。今回「Skillnote」を導入した航機事業部はモーションセンス&コントロール技術(物の動きを検出・制御する技術)をコアとして、航空宇宙、産機・インフラなどの分野へ慣性システムや各種自動制御機器などを提供しています。航機事業部が製造する高品質・高精度の製品は、深海探査機、産業機械、航空機、ロケットなど、海底から宇宙まで過酷な環境下で使用される機器に採用されています。

「Skillnote」は、従業員のスキル情報を活用した計画的な人材育成と最適配置を実現するスキルマネジメントシステムです。従業員のスキル情報を軸に教育情報(OJTや研修の計画、履歴)および資格情報を連動させた一元管理により、事業部内の組織的な人材戦略の策定と個人に最適化した育成計画の立案、進捗管理を実現します。

「Skillnote」導入背景

 「Skillnote」を導入した航機事業部が製造する製品は、多品種が少量ずつ生産され、仕様変更も頻繁に行われます。そのため、製造ラインは手作業による工程が多く、製造部員の高いスキルに品質が依存するという特徴があります。さらに、数十年にわたり使用される製品においては、製造から年月が経過した後の修理対応も想定されます。したがって、ベテラン社員から若手社員への技能伝承は、品質維持のために不可欠です。

 一方で、事業部内の年齢構成はベテラン層に偏っており、技能伝承の受け手となる若手人材の計画的な育成が課題となっていました。 また、若手社員の一部からは、より中長期視点でのスキルパスや育成計画を明確化してほしいという声も上がっていました。こうした状況から、若手の育成を進めるためには、ベテランの退職に備えて継承すべきスキルを明確にすること、あわせて、スキルパスの明示およびステップアップに必要なスキルの可視化が求められていました。

 しかし、社員のスキルを取りまとめている力量管理は事業部内の部署ごとに表計算ソフトで行われており、管理負荷が課題となっていました。特に製造部門では多品種に関わる膨大な力量項目があり、管理負荷が非常に高い状況でした。さらに、力量管理は部署ごとに独自に管理しているため、部署を横断したスキルの把握が難しく、応援要員を選定する際には管理者の記憶に頼らざるを得ませんでした。

 このように、管理に多くの労力をかけていたものの、力量情報を十分に活用しきれていない状況でした。これらの課題を解決するために、2025年11月より「Skillnote」の導入を開始しました。これにより、ベテランの退職に伴うスキル喪失時期などの予測や、力量管理にかかる工数削減、部署横断でのスキル可視化が可能になります。またスキル情報を基に、若手社員には現在のスキルと将来的に目指すべきスキルを明確に示し、スキルパスの提示を図ります。

「Skillnote」選定理由

今回、「Skillnote」を選定した理由には、大きく3つのポイントがあげられます。

高齢化による喪失可能性があるスキルの把握ができる

 表計算ソフトでの力量管理では難しかった、喪失リスクのあるスキルと喪失時期の予測を行うことで、希少なスキルを持つ社員が定年退職等する前に、計画的な技能伝承を行える点を評価しました。

部署を横断したスキル把握が容易になる

 表計算ソフトでは部署ごとに閉じて管理されていたスキルを、「Skillnote」ではクラウド上の同一プラットフォームで一元管理できます。これにより、部署を横断したスキルの可視化を行い、事業部全体を俯瞰した戦略的な人材育成計画への活用に期待しています。

社員自らスキルの過不足を把握できるので、主体的な成長を期待できる

 社員が自身の保有スキルと不足しているスキルを把握することで、伸ばすべき点が明確になり、キャリアビジョンを描きやすくなります。また、スキル向上時の「Skillnote」を通じた自己申告と上司の承認プロセスを経ることで、評価されている実感が得られ、モチベーション向上にもつながると考えています。

航機事業部 事業計画部 岩木川 翔太 様のコメント

戦略的な人材育成と技能伝承で、生産性向上の好循環を実現したい

 「Skillnote」の活用を通じて、戦略的な人材育成と技能伝承ができ、社員が高いモチベーションを持って働ける職場を実現したいと考えています。今後、各社員が自身の力量を把握することで、得意な分野や、将来に向けて伸ばすべき力量を根拠に目標を立てるような活用ができることを期待しています。その結果、各個人がモチベーション高くスキルアップをし、高いスキルを持った社員同士の戦略的なローテーションが行われることで、職場の生産性が上がる好循環を生んでいきたいと思います。

「Skillnote スキルマネジメントシステム」について 

 製造業において従来Excel等で管理されてきたスキルマップ(力量管理表)を一元的に管理・運用することのできるクラウドサービスです。現場のスキル/教育データがクラウドに登録され見える化が進むことで、スキルデータを活用した計画的な人材育成・人材配置を実現し、技能伝承、多能工育成、即戦力化といったものづくり企業の人材管理に関する課題解決に貢献します。

日本航空電子工業株式会社について

会社名:日本航空電子工業株式会社
所在地:東京都渋谷区道玄坂1-21-1
設立:1953年8月20日
資本金:106億90百万円
代表者:村木 正行
事業内容:コネクタ、インターフェース・ソリューション、航機の製造、販売
HP:https://www.jae.com/

株式会社Skillnoteについて

「つくる人が、いきる世界へ」というビジョンのもとに、ものづくりにおける人の成長を科学し、ものづくりに関わる全ての人がいきいきと働く社会の実現を目指しています。
会社名:株式会社Skillnote
所在地:東京都千代田区神田錦町2-2-1 KANDA SQUARE
設 立:2016年1月
資本金:9億2,476万円(資本準備金を含む)
代表者:山川 隆史
事業内容:スキルデータの活用で、ものづくりに関わる人と組織の力を引き出す各種クラウドサービスの開発・販売
HP:https://skillnote.jp/
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