【イベントレポート】ベテランへの業務集中と若手育成の停滞にどう向き合うか、三菱ケミカルの実践をもとに約20名で議論
スキル管理の見直しから現場定着の工夫まで、現場教育担当者が意見を交わす
製造業の人材課題をスキルデータで解決する株式会社Skillnote(本社:東京都港区、代表取締役:山川隆史、以下 当社)は、三菱ケミカル株式会社 炭素複材製造部 炭素繊維課の事例を紹介し、製造業のスキル管理と人材育成について考えるイベントを2026年7月17日(金)に開催しました。

本イベントは「Skillnote スキルマネジメントシステム」(以下「Skillnote」)の利用企業である三菱ケミカル株式会社 炭素複材製造部 炭素繊維課の取り組みを通じて、製造業の現場における人材育成への実践的なヒントの共有を目的に開催しました。製造業の製造・生産現場の教育担当者や人事担当者など、22名が参加しました。前半は三菱ケミカル株式会社 炭素複材製造部 炭素繊維課 課長代理 畑山明人様に、新人教育期間を約50%短縮した「Skillnote」活用の取り組みをご紹介いただき、後半は人材育成に関するディスカッションと懇親会を通じ、参加者同士で活発な意見交換が行われました。
開催背景
近年、製造業の現場で人材不足が深刻化し、ベテラン社員への業務集中と若手育成の停滞という二重の課題に直面する企業が増えています。ベテランの退職による技術・ノウハウの喪失が懸念される中、若手の教育が現場でのOJT中心となり成長にばらつきが生じる、スキル管理が形骸化し、計画的な教育に結び付いていないといったケースも少なくありません。こうした育成をめぐる悩みは業種を問わず共通しています。こうした課題を抱える企業が、他社の実践から具体的な打ち手を持ち帰れる場をつくることを目的に、本イベントを開催しました。
イベント概要
「Skillnote」利用企業講演:三菱ケミカル株式会社 炭素複材製造部 炭素繊維課 課長代理 畑山 明人 様

はじめに、三菱ケミカル株式会社 炭素複材製造部 炭素繊維課 課長代理 畑山 明人様にご登壇いただきました。三菱ケミカル株式会社は基礎素材から高機能材料まで幅広く展開する総合化学メーカーで、炭素繊維課では航空宇宙、自動車、スポーツレジャー用品向けなどに、軽く高強度の炭素繊維製品を供給しています。同課ではこれまで、ベテランへの業務負担の偏りとそれに伴う新人育成の遅れ、力量(スキル)管理の形骸化といった課題を抱えていました。そうした課題に対し、「Skillnote」導入を通じた評価項目の見直しや教育管理方法の変更を行い、新人が一人前になるまでの教育期間を約50%短縮した成果について、実際のステップや工夫を交えて紹介いただきました。
トークセッション:畑山様 × 株式会社Skillnote ソリューションセールスDiv. 武山柊一郎

続いてのトークセッションでは、畑山様とSkillnote ソリューションセールスDiv. 武山による対談形式で、取り組みを現場に浸透させる工夫や、運用を継続するポイントなどを深掘りしました。参加者からの質問も受け付け、「力量管理の更新頻度」「パソコン操作に不慣れな従業員への働きかけ」など、具体的な質問が寄せられました。
グループディスカッション

イベント後半では、参加者が6グループに分かれて育成に関する取り組みを共有するディスカッションと、そこで得た気付きを共有するグループ発表を実施しました。ディスカッションの中では「旧システムから乗り換えた際の定着の工夫」「新人研修の効果検証をどう数値化するか」「スキルの粒度設定と評価基準の定め方」といった、多くのテーマが挙がりました。グループ発表では、「新人教育期間を明確に区切ることで、『Skillnote』を活用して期間内に終わらせるという意識を現場に醸成したい」といった学びのほか、「スキルの認定から時間が経った人を特定し、再教育につなげる仕組みが必要」といった気づきなど、他社の実践も踏まえた具体的な声が多く上がりました。
懇親会

懇親会では業種を跨いだ交流が活発に行われ、「Skillnote」を利用する企業同士で活用事例や運用の悩みを共有する場面も多く見られました。登壇いただいた三菱ケミカル 畑山様にも、スキル管理の運用や人材育成について質問が寄せられました。
Skillnoteについて
Skillnoteは、製造業において従来Excel等で管理されてきたスキルマップ(力量管理表)を一元的に管理・運用することのできるスキルマネジメントシステムと、動画のマニュアル作成から教育効果の分析までをサポートし、効果の高い人材育成と業務標準化を実現する動画マニュアルを提供しています。現場のスキル/教育データがクラウドに登録され見える化が進むことで、スキルデータを活用した計画的な人材育成・人材配置を実現し、技能伝承、多能工育成、即戦力化といったものづくり企業の人材管理に関する課題解決に貢献します。
株式会社Skillnoteについて
「つくる人が、いきる世界へ」というビジョンのもとに、ものづくりにおける人の成長を科学し、ものづくりに関わる全ての人がいきいきと働く社会の実現を目指しています。
会社名:株式会社Skillnote
所在地:東京都港区芝5-29-19 7階
設立:2016年1月
資本金:9億2,476万円(資本準備金を含む)
代表者:山川 隆史
事業内容:製造業にフォーカスしたスキルマネジメントシステム「Skillnote」の提供
HP:https://skillnote.jp/
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